スクラムチームのあるべき姿
· 全員参加型
考える人と実行する人を分けるのではなく、全員で考え、全員で実行していきます。All for One, One for All の精神で、メンバーの強みを活かした役割分担をしながらも、お互いに支えあいながらチームの勝利(プロジェクトの実現)を目指していきます。
· 多様性
チームメンバーは、異なる専門知識やスキルを持つことで、問題解決やアイディアの提供に幅広さを持ち、プロジェクトの実現に必要なスキルや知識を持ったメンバーをアサインしていきます。
· コミットメント
チーム全体が共通の目標にコミットし、達成のために連携して取り組みます。全員がプロフェッショナルであり結果を出すための強い意識が求められます。
スクラムチームの主要な役割
1. プロダクトオーナー (Product Owner)
· 責任:
製品のビジョンを持ち、プロダクトバックログ(要求のリスト)を優先順に整理・管理します。
· 主な活動
ステークホルダーとのコミュニケーション、要求の明確化、バックログアイテムの優先順位の調整、チームとの連携を確保することです。
2. スクラムマスター (Scrum Master)
· 責任:
スクラムのフレームワークが正しく理解され、適切に実践されることを確保すること。障害の除去やチームの効率向上をサポートします。
· 主な活動
チームの障壁を取り除く、スクラムの実践を促進する、スクラムの理念や手法の教育、外部からの不要な干渉の防止などを行います。
3. 開発チーム (Development Team)
· 責任
プロダクトバックログのアイテムを具体的な成果物に変えること。スプリントの間、決定されたバックログアイテムを完了することを目指します。
· 主な活動
設計、コーディング、テスト、ドキュメント作成など、製品のインクリメントを作成するためのすべての活動を担当します。
スクラムチームは、その持つ役割と相互作用を通じて、迅速に高品質な製品を提供するための強固な協力関係を築き上げます。各役割が持つ独自の責任と活動は、チーム全体の効果的な動作と成果の達成をサポートするものとなっています。